私は、小さい頃から「自分らしさって?どうしてみんなと感覚が違うの?どうしてみんなとうまく話せないの?」等、自分自身の気持ちも周りの人の気持ちも分かりませんでした。ですが「みんなと感覚が違う」ということだけは分かっていました。なぜかというと、私はみんなと行動が違ったからです。みんなは「危ないから避けて!」と言われたらきちんと避けることができましたが、私はいつも避ける方にボールが跳んできたりボールを蹴るつもりがボールに足が当たらずに転んでしまったり、段差が分からずに転んでしまう等のことがありました。それで私は捻挫を繰り返しました。呼ばれてもどこから声がするのか分からなかったり時計の音や鉛筆の音やみんなの呼吸の音が聞こえて授業に集中できないような毎日を過ごしていました。その他にもいろいろありますが、音の方向感覚や視覚の距離感覚も周りのみんなと違うことに気付いていました。だから、みんなの真似することに必死の生活で「心身を強くする」ことだけを考える生活でした。ですが、闘病女子部に入部してから、みんなの真似をしたり背伸びをして強がらなくてもいいことに気づけました。そして、小さい頃からの憧れであった「お姫様」を思い出すことができ、私らしさを取り戻すことができたのです。可愛い物が好きで、お裁縫が好きで乙女な私に戻りつつあることにも気づきました。また、夢をもつこともできるようになりました。病気や障害があっても、もし私に病気や障害がなかった人生だったとしても、誰にでも自分らしさのある人生を歩むことができることを教えてくれた「闘病女子部」は私にとってなくてはならない「大切な部室(居場所)」です。これからも、宜しくお願いします。